「地域デザイン」のススメ

~組織運営の想い・理念を明確にし、活動を計画的に進めるための設計図を作ろう!~

 

日 時:2020年9月1日(火)団体のビジョンとミッションの明確化

    2020年9月8日(火)ロジックモデルの作り方

    両日:18:30~20:30
会 場:各自ネット環境のある場所・PCで参加(スマホでの参加は原則不可)

主 催:いわくに市民活動支援センター

講 師:長浜洋二氏(モジョコンサルティング合同会社代表)

    小柳明子氏(NPO法人市民プロデュース理事)第1回Zoom研修、第2回運営サポート

参加者:第1回:16名+スタッフ3名

    第2回:18名+スタッフ3名

●団体のビジョンとミッションの明確化(第1回)

・初心者にZoom研修30分(小柳氏)

 講座開催中はミュートをONにする。

 質問はチャットに入れる。

 名前の表示は統一する。(名前の変更)

・導入

 ブレイクアウトルームでお互いに自己紹介。今日の気分を手で表す。

・講座

 VMVの定義

  ビジョン  組織が目指す社会の状況や状態

  ミッション ビジョンの実現に向けた組織の社会的な役割

  バリュー  組織として大事にしたい価値観やあり方

 ワーク

  各組織でVMVを考えてみる。誰でもわかる言葉。簡潔な文章。多くの人から共感を得られるような文言を選ぶ。

 ※活動の目指す目標は何かを振り返り、明確化し、仲間と共通の価値を認識する。

●アンケート結果(第1回)

・講座はどうだったか?

 非常に満足 5

 やや満足  2

 満足    2

 やや不満足 1

 不満足   0

・印象に残ったことは?

 「やらないことを決めることも重要」だということ

 ビジョン・ミッション・バリューという考え方

 メンバー間の価値観の共有

・団体の一員として自組織の想い・理念(ビジョン・ミッション)を明確にするには何が必要だと思うか?

 自団体の分析(強みや弱みを知る、団体におけるバリューの設定等)

 全体で話し合う場

 個々が同じ目的に対するモチベーション

 団体みんなで自分の組織の想い・理念の共有

 ミーティングや通信などいろんな手段を使ってコミュニケーションを図ること

・自組織の想い・理念(ビジョン・ミッション)をメンバーで共有しているか?

 はい   0

 いいえ  4

 これから 6

・想い・理念が明確になったところで、どのような地域のサポートがあったら実現できるか?

 立ち上げの支援             2

 経営(資金)の支援           1

 人と人のつながりの支援         9

 ソーシャル・コミュニティビジネスの支援 4

・Zoomでのオンライン講座はどうだったか?

 声が途切れることもなく快適だった。

 単語の意味から丁寧に説明してくれたおかげで、参加者が置いてきぼりにならずに進められていたのでとても良かった。

 環境整備不足で途中、遮断になった。

 一部難しい、言葉が多くて少し理解が出来なかった。

 用紙に記入していて、元に戻れなくなった。ZOOM会議で記入する作業が初めてだったのでより経験になった。

 zoomでの講座やミーティングに参加するのは何度目かだが、回を重ねるごとに集中力を保つのが大変になってくる。

・今後、Zoomの講座に参加したいか?

 はい  10

 いいえ 0

 

●ロジックモデルの作り方(第2回)

・前回のVMVの課題を参加者で確認

 支援センターのVMVを例にとり、講師より具体的に添削してもらう。

 他組織のVMVを聞いて感想や気づきを言う。

・ロジックモデルを作る

 課題解決の設計図で流れを見える化する。

 事業の実施→ミッションの達成→ビジョン実現を整理

 資源投入→事業→結果→成果→課題解決

・設計図を作る

  ①ゴールから逆算する

  ②相手(対象)を明確にする

  ③成果創出の流れを作る

  ④具体的な着地目標を設定する

・ワーク

 ロジックモデルを作る。

 ブレイクアウトルームに分かれ、話し合う。

 発表する。

●アンケート結果(第2回)

・講座はどうだったか?

 非常に満足 7

 やや満足  6

 満足    1

 やや不満足 0

 不満足   0

・印象に残ったことは?

 世の中の人は結果ではなく成果を知りたい。成果は相手に起こる。成果を知るには相手を見る、相手に聞く。時間とお金は共通言語。

 団体の活動を真に意味があるものにするためには、目先の実績に満足せず、相手にどんな変化を与えられるかという成果を意識して企画・実施する必要があること

 頭の中で描いている事業の戦略をロジックモデルによって見える化でき、仲間と共有できること

・「ロジックモデル」とは事業がどのような道筋で目的を達成しようとしているか、戦略を示したものと言われているが、自組織で作成し、仲間と共有しているか?

 作成したことがある 5 → 仲間と共有している 1 共有していない 4

 作成したことはない 6 → ロジックモデルの作り方がわからない 0 ロジックモデルを知らない 5 話し合いで共有 3

 これから作成する  4

・今後、ロジックモデル作成のフォローアップ研修を希望するか?

 希望する  6

 希望しない 4

 わからない 4

・感想

 何度もお聞きして段々自分の中に落ちてきたかなと。今後はチームで考えるプロセスを大事にしたいです。

 第1回では良く理解が出来ませんでしたが、何となくイメージが出来るようになりましたが、これからも継続し勉強して行く必要があるように思います。

 「なぜ、何のためにやるの?」「みなさんは、どうなりたい(ありたい)の?」を問いかけたり、考えることを促す役割をとることが増えてきたので、だからこそ、自分自身のビジョン・ミッション・バリューを明確に持っていることが大事だと改めて思いました。

 最後に長浜さんが仰った「研修は合意形成の場です」は、大きく頷きました。

 今年・来年と新規事業が控える中、事業実施(実績)に満足せずに成果を意識して行うこと、関係機関と随時、必要性や実施方法を協議・共有する大切さを学ぶことができました。

 考え方は理解出来ますが、支援センターへの加入団体への講座としては如何なものかと思います。どちらかと言えばシニアが多く、もっとかみ砕いた内容がいいかと思いました。

 成果として、「どのような変化が起こるか」を意図的に事業を進めていますが、私の中で描いていることを仲間と共有することの難しさを感じていました。ロジックモデルを作ることによって、それを解決できることがわかりました。