第2回防災講演会「日常の防災活動と対策」

日 時:2020年11月12日(金)19:00~20:30
場 所:愛宕供用会館 集会室
講 師:幸坂美彦氏(一般社団法人いのちを守る防災危機管理協会代表)

参加者:37名

●あいさつ

 愛宕地区自主防災組合連合会会長

●講師紹介

 一般社団法人いのちを守る防災危機管理協会代表 幸坂美彦氏

 防災士、防災アドバイザー、山口市社会教育委員など防災協会専任講師として活動を展開。

 岩国市生まれ。山口市在住。

●講座

〇日常の防災活動と対策

 今日が新型コロナウイルス感染者日本で過去最多

 愛宕地区は防災ラジオの申し込みが多い

〇ワーク「災害が起きる前・起こった時にできること」を書いてみよう

 個人/家庭内でできること

 台風、土砂災害、地震、避難所での対策と行動

         ↓

 「知る」 災害について知っておく

 「見る」 自分の住んでいる所を見ておく(地域の危険個所・避難場所・退避経路)

 「伝える」危険な個所は知らせる(がけ崩れ・水路・次世代へ)→ハザードマップ

〇防災とは

・備えあれば憂いなし

 自分の命は自分で守るが基本

 ①自助:自分の命は自分で守る(70%)

 ②共助:地域は地域で守る(20%)※近助

 ③公助:自分たちでできないことは行政が(10%)

・直面した問題は

 防災についての知識、自主防災との連携や訓練、研修など

・住民の意識

 災害は起こらない、自主防災組織が浸透していない、ハザードマップなどが活用されていない

 人的被害がないと風化する

 「災害に対しての過小評価・悪い情報は無視・まだ大丈夫…など」(人間の心理)

 →どう変えていくか

〇対策は?

・正しい情報を手に入れる

・地区内に情報を早く伝える

・早めの避難

 ①住んでいる土地や過去の災害を知る

 ②避難経路を複数知っておく

 ③家族で話し合いをしておく

〇備え

・家族防災ミーティング

 昼間と夜間での災害時の対策、家族連絡方法、役割分担、避難場所の統一

・非常持ち出し品の準備

 500mlの水、反射材、充電式ラジオ、軍手、断熱シート、合羽、救急セット、タオル、簡易トイレ、着替え、箸スプーン、歯ブラシ、色ロープ、圧縮ウォータータンク、カイロ、エアクッションなど

・自宅周辺の地形や形状を知っておく、ハザードマップの確認、家具の転倒落下防止、避難は必ず徒歩

 両手が使える対策(リュック等の準備)、海岸・川沿いは救命胴衣等

 →これからの愛宕の防災まちづくり計画

〇まとめ

 「知る」 災害の種別、被災履歴等

 「見る」 現状を見る

 「伝える」次世代へ伝える

 「備える」無いと思わず、備えておく

 →考えて動く!

 ①災害にあった時に被害を少なくする備え

 ②災害シナリオの準備(いつ、どこで起きるかわからない)

 ③過去の災害から学ぶ → 語り継ぐ

 ④災害を防ぐことはできない → 減災・縮災

 ⑤「人と人とのつながり」の構築

  →となり近所で声を掛け合う→日頃の情報共有と高い防災意識

 11月18日(水)は自主防災組織タイムライン作成ワーク(災害時にどう行動するか)

 第3回防災講演会は12月10日(木)開催